正栄伝記2
拳二郎が正栄魔神記を書き始めたため、ARUSTが対抗して書き始めた作品。
舞台は1998年5月の日本。全72話。
設定ではこのとき日本は大統領制度をとっており、天皇も居ない。
始まりはアメリカ首都のとある部屋から物語は始まる。
そこではジョー・エイケンの息子、主人公であるショウ・エイケンが探偵業をしていた。
コン・コンと扉を叩く音にショウは異常な反応を示した。
「馬鹿なアアアアアアアアアア!
このアメリカの大都市にキツネだとおおおおおお!?」
このように扉を叩く音をキツネの鳴き声と勘違いするほど正栄拳を極めている探偵であるショウに、
アメリカの秘密組織から直接依頼が舞い込む。
その依頼とは日本の青森で、何者かが最終奥義正栄拳を使った。犯人を調べて欲しいというものだった。
2つ返事で依頼を受けたショウは、すぐに日本へと文字通り走った。
海の上を、時には空を駆けて日本へと辿り着き、大暴れをしながら犯人を追いかける。
だがそれは正栄拳の使い手を自分の国以外で同士討ちさせようという、アメリカの罠であった。
事実青森は無傷であり、最終奥義正栄拳など使われてはない。
そんな事には関心無く、
「何かの犯人を捕まえなければならない。何か忘れたがとりあえず犯人を捕まえなければ」
という考えに正栄拳の使い手らしく捕らわれたショウは、最終的になぜか父親ジョー・エイケンと戦いを始める。
最終話では、戦いの末アメリカ大陸に来た2人がアメリカ大陸中で最終奥義正栄拳を撃ち合い、
結果アメリカは国土の40%を失った。
この時点で凄まじい被害を出したバッドエンドである。
2人は熱血学園ものの喧嘩後のように、夕焼けの空の下で大の字に倒れ、顔をボコボコに腫らして、
アハハと笑って親子の絆を確かめ合いストーリーは完結する。