*注意事項*
この物語に登場する世界は架空のものであり、登場するもの全て現実世界とは関係ありません。
はじめに
この話は、正栄幻想記が作られるきっかけとなった話の一部です。
ある日、現実世界にて正栄拳二郎のPCが、インターネット上にあった正栄拳道場ホームページのデータをバックアップ中に、
突如挙動不審になり、キーボードを適当に連打していると煙を上げて突然止まった。
幸運な事にもう一つのPCは無事なため、データの確認をしてみると・・・そこには何も無かった。
拳二郎「いや、マジでデリートキーとかいじって無いよ?
アルファベット部分とか、マウス連打しただけで・・・」
急ぎ煙を上げるPCの内部を確認する。
メモリ、電源、そしてハードディスクがあからさまにお逝きになられていた。
ハードディスクと電源が焦げる匂いの充満する部屋の中、拳二郎は死を覚悟した。(マジで)
普通に全データを消失させてしまった。
しかもARUSTの方は仕事上プログラムとかモデリングとかモーションとか画像とかのデータのせいで、文章の保存はしていない。
していたとしても、自分で使うのだけだ。
他は全部、拳二郎に任せられていた。
この事実を知ったら、奴はキレるだろう。そしてあのイカれた人間がキレると言う事は、殺人事件または殺人未遂が発生すると言う事。
拳二郎は一週間ほどネットを絶ち、そして携帯電話の電源すら入れなかった。
だが拳二郎も大人だ。いつまでも逃げ回るわけにはいかない。それにこちらの居場所は奴に筒抜けだった。
生き残った方のPCをネットに接続し、MSNメッセンジャーを立ち上げる。時刻は午前0時、奴は居た。
拳二郎「なあARUST」
ARUST「何だこのクソ栄拳が!俺様は忙しいんだ後にしろおおおおあああああああああ!!!」(これがARUSTの通常の会話です)
拳二郎「正栄拳道場だけどさ」
ARUST「そういや何かねぇんだけど、URL変えたのかこのハゲ?」
拳二郎「いあ、全部データ消えた」
ARUST「はぁ?何言ってんだこの栄拳が!!テメェのPCにある奴はどうしたってんだ!!!」
拳二郎「それも消えた」
ARUST「ギャアアアアアアアアア(中略)ああああああ」
この後3回、文字数限界までの「あああ」や「亜亜亜」という言葉をを拳二郎に送り続けたARUST。
そして、ワザと消したのではないと言った後に、拳二郎が上にも書いたこの言葉を言うと、
拳二郎「いや、マジでデリートキーとかいじって無いよ?
アルファベット部分とか、マウス連打しただけで・・・」
ARUST「あぁぁぁぁllっぁぁぁぁぁぁああああッハハハッハハハハハ(中略)ハハハハは歯母葉」
この後この笑いは、拳二郎が何を言っても、文字数限界のメッセージ10回送りつけられるまで止まる事は無かった。
ARUST「ははあああっははははあ!!!!!
じゃあゲーム作るぞクソが!!!何チンタラやってんだ!さっさと動けこの栄拳野郎が!!」
そんなこんなでこのゲーム、正栄幻想記が作られる事となった。