♪音楽ストップ
あれ?君は・・・
この間私の本を借りて行った人。
返しに来たのかい。どうだった?
え?この本は本当に実話なのかって?
しつこいな君も。前も同じことを言っていたよね。
これはこの本の登場人物の本人達から聞いた話と、人々の噂話をもとに私が書いた実話の本さ。
便利屋に取材に行って聞いた事が書いてあるんだ。
そうだった。その本はそこで終わっているけど、また付け足す話もあるんだった。
取材に行った時に依頼してきた事があるんだ。
スキングラードに住む私の親友のグラシアが、とんでもなく強大な陰謀に巻き込まれているから助けて欲しいってね。
そうしたら1週間後にグラシアから、全て解決したって手紙が来たから今度便利屋に言ってその話を聞いてこなくては。
ああ・・・でも今は・・・
今日ここをグランドチャンピオンが通るんだ!
君も見ていかないか!?グランドチャンピオンを!あの人は凄くカッコいいんだ!
え?便利屋と関係があるのかって?
無いよ。
そして数日後――――
タマネギの人は、再度便利屋達に取材を行うために天空の城を訪れた。
アルスト「なんだタマネギか」
タマネギ「グラシアを救ってくれたんだってね!私からもお礼を言うよ!ありがとう!」
アルスト「グラシア?ああ、あの自意識過剰野郎か。あんなもん余裕だ。
ボコってやったら泣きながら喜んでたぜ」
タマネギ「ぼ、ボコ・・・?それはまさかグラシアを?」
アルスト「んなワケねぇだろ。
・・・ん?お前それ何持ってんだ?」
タマネギ「これかい?フフ、これは写真機というものさ。
その場の風景を紙に写せる素晴らしいものだよ」
アルスト「おお、知ってる知ってる。
よこせ」
タマネギ「だ、ダメだよこれは高いんだ!」
アルスト「タマネギのクセに生意気な野郎だ!」
そして数分後、そこには便利屋の一同が介しており、
なぜか顔をボコボコに腫らしたタマネギが写真機を構え、便利屋一同を写真に写そうとしていた。
サラ「ここでこうしてればいいの?」
茂羅乃介「し、し、し、しかしお嬢様本気ですか?
あの写真とやらの光を受けると魂を吸われると聞いたのですが」
オラグ「ヒィィ!!そうなんだすか!?」
リン「それは迷信ですよ」
エール「そうそう!」
アルスト「まだかタマネギ!」
タマネギ「それじゃあ写すよ!
はい!チーズ!」
アルスト「チーズ?」
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茂羅乃介「こ、これは・・・」
エール「あれ!?これ、サラのお父さんじゃない!?」
リン「ホントだ!」
オラグ「ギャアアア!!心霊写真だすよ!」
サラ「もうクソオヤジ!なんでこんな目立つところに写るのよ!!」
アルスト「師匠まで居るじゃねぇか!
師匠の野郎!写真に写るだけ写ってまたどっか行きやがったな!」